令和2年度研修医
専攻医
大島 由季代
私は以前から児童精神分野に興味があり、子どもの心と身体を診られる医師になりたいという希望を抱いておりました。初期研修を修了後は小児科の研修を積み、数年間小児科医として勤務しましたが、小児科の診療を経験する中で、不登校や摂食障害、自傷行為など様々な問題に直面しました。児童精神科医として研鑽を積むにはどうしたら良いのだろうか、そう悩んでいたところ北海道大学病院精神科のプログラムに出会うことができました。小児科を離れて精神科へ飛び込むことには不安もありましたが、この1年を振り返って一歩を踏み出せて本当によかったと実感しております。どの分野においても最初がとても大事だと思いますが、精神科の基本をとても丁寧にご指導いただくことができました。臨床場面はもちろんのこと、各分野のプロフェッショナルな先生方によるクルズスを受けられたことは、私にとって大きな財産となりました。またコメディカルの方達からも多くのことを学ばせていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。1年間大変お世話になりました。
最後に、児童精神分野に興味があるけれど、どのように学べば良いか悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ北海道大学病院精神科への見学をお勧めしたいと思います。