平成26年度研修医

初期研修医
北村 一紘

私は、研修医二年目に11ヶ月間お世話になりました。出身地も出身大学も違う私が北大精神科を選んだのは、ここで研修を積めば「私でもまともな精神科医になれるんじゃないか」と思ったからです。それは、北大精神科が臨床、研究、教育などあらゆる分野において充実しているからです。例えば臨床では、月曜日から金曜日まで日替わりで1診の先生の初診に同席することができますし、病棟でも複数のオーベンの下について診療することができ、それぞれの先生方の考えや診療のやり方を吸収することができます。研究では、リサーチカンファレンスを通してどのような研究がどのように進行しているかを知ることができますし、自分の担当患者さんが研究の参加者で、研究の概要を説明する機会などもあります。教育では、クルズスが年間を通じて設けられており、自ら発表する機会もあります。また臨床とも重なりますが、それぞれの先生が都度熱心に教えて下さるので日々の臨床が常に教育の場ともなっています。カンファレンスや新患紹介の時など、上下関係なく活発な意見が交わされるのも北大精神科の特色だと思います。時には、自分自身に鋭い突っ込みが飛んできて、たじたじになってしまうこともありますが…

加えて、適度に飲み会・イベント・部活動(私は野球と駅伝に参加しました)もあり、娯楽も充実していて心身ともにリフレッシュできます。

何はともあれ研修を終えた今、北大精神科を選んだことに後悔は全くありません。「まともな精神科医」に自分がなっているかはまだわかりませんが、北大精神科で学んだことを胸に日々頑張っていきたいと思います。