平成20年業績 論文

1.学術論文

  • Kuratomi G, Iwamoto K, Bundo M, Kusumi I, Kato N, Iwata N, Ozaki N, Kato T: "Aberrant DNA methylation associated with bipolar disorder identified from discordant monozygotic twins.", Mol Psychiatry.13, 429-441 , (2008)*
  • Muraki I, Inoue T, Koyama T: "Effect of co-administration of the selective 5-HT1A receptor antagonist WAY 100,635 and selective 5-HT1B/1D receptor antagonist GR 127,935 on anxiolytic effect of citalopram in conditioned fear stress in the rat", Eur. J. Pharmacol.586, 171-178, (2008)*
  • Kitaichi Y, Inoue T, Izumi T, Nakagawa S, Tanaka T, Masui T, Koyama T: "Effect of co-administration of a serotonin-noradrenaline reuptake inhibitor and a dopamine agonist on extracellular monoamine concentrations in rats", Eur. J. Pharmacol.584, 285-290, (2008)*
  • Izumi T, Inoue T, Kato A, Kitaichi Y, Nakagawa S, Koyama T: "Changes in amygdala neural activity that occur with the extinction of context-dependent conditioned fear stress", Pharmacol. Biochem. Behav.90, 297-304, (2008)*
  • Takahashi T, Oono H, Inoue T, Boku S, Kako Y, Kitaichi Y, Kusumi I, Masui T, Nakagawa S, Suzuki K, Tanaka T, Koyama T, Radford MH: "Depressive patients are more impulsive and inconsistent in intertemporal choice behavior for monetary gain and loss than healthy subjects--an analysis based on Tsallis' statistics." Neuro. Endocrinol. Lett..29, 351-358, (2008)*
  • Muraki I, Inoue T, Hashimoto S, Izumi T, Koyama T: "Effect of different challenge doses after repeated citalopram treatment on extracellular serotonin level in the medial prefrontal cortex: In vivo microdialysis study", Psychiatry and Clinical Neurosciences.62, 568-574, (2008)*
  • Nishikawa H, Inoue T, Masui T, Izumi T, Nakagawa S, Koyama T: "Pharmacokinetic interaction between tandospirone and fluvoxamine in the rat contextual conditioned fear stress model and its functional consequence: Involvement of cytochrome P450 3A4", Psychiatry and Clinical Neurosciences.62, 591-596, (2008)*
  • Hashimoto S, Inoue T, Muraki I, Koyama T: "Effects of acute citalopram on the expression of conditioned freezing in naive versus chronic citalopram-treated rats", Prog. Neuropsychopharmacol/ Biol. Psychiatry.33, 113-117, (2009)*
  • Kikuchi S, Uehara K, Hashimoto N, Koizumi Y, Yoshioka T, Sugiura K, Matsuoka N.:"Present status of women psychiatrists in Japan--Questionnaire survey for psychiatrists with 12-year postgraduate experience", Seishin Shinkeigaku Zasshi.110(7), 563-70, (2008)
  • Fujisawa D, Hashimoto N, Masamune-Koizumi Y, Otsuka K, Tateno M, Okugawa G, Nakagawa A, Sato R, Kikuchi T, Tonai E, Yoshida K, Mori T, Takahashi H, Sato S, Igimi H, Waseda Y, Ueno T, Morokuma I, Takahashi K, Sartorius N.: "Pathway to psychiatric care in Japan: A multicenter observational study", Int J Ment Health Syst26:2(1), 14. (2008)*
  • Boku S, Nakagawa S, Masuda T, Nishikawa H, Kato A, Kitaichi Y, Inoue T, Koyama T: "Glucocorticoids and lithium reciprocally regulate the proliferation of adult dentate gyrus-derived neural precursor cells through GSK-3Β and Β-catenin/TCF pathway ", Neuropsychopharmacology34, 805-815 , (2009)*
  • 村崎 光邦, 小山 司, 渥美 義仁, 門脇 孝:「第二世代(非定型)抗精神病薬を投与する際の血糖モニタリングガイダンスの提案」, 『臨床精神薬理』11, 1139-1148, (2008)
  • 小山 司, 北川 信樹, 築島 健:「司法精神医療の適正な実施と普及のあり方に関する研究」, 『厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業』平成19年度総括・分担研究報告書, 1-9, (2008)
  • 伊藤 耕一, 久住 一郎, 上村恵一, 岡崎大介, 塚本 典子, 藤井 泰, 武重 宏呂修, 千秋 勉, 三枝英之, 池田 輝明, 本田 稔, 関口 奈緒, 新出 泰士, 坂井 陽子, 臼窪 幸恵, 栃木 昭彦, 甲野 智也, 橋本 直樹, 白木 淳子, 掛川 優紀子, 臼居 礼子, 細川 嘉之, 松山 哲晃, 伊藤 侯輝, 小山 司:「統合失調症急性期症例におけるolanzapine口腔内崩壊錠の使用経験-多施設共同研究の結果からー」, 『精神科治療学』23, 613-622, (2008)*
  • 新出 泰士, 中島 幸治, 北市 雄士, 中川 伸, 井上 猛, 小山 司:「SSRI・SNRI単剤にて寛解に至らなかった単極性うつ病患者における第二選択治療の有効性に関する調査研究」, 『臨床精神薬理』11(10), 1887-1898, (2008)*
  • 北川 信樹:「児童青年期の抑うつ性障害に対する精神療法-主に認知行動療法を中心にー」, 『児童青年精神医学とその近接領域』49(2), 126-137, (2008)*
  • 北川 信樹:「児童・青年期精神障害に対する認知行動療法の有効性と実際」, 『北海道児童青年精神保健学会誌』22, 9-18, (2008)
  • 北川 信樹, 賀古 勇輝, 渡邉 紀子, 加藤 ちえ, 川井 朋子, 小山 司:「うつ病患者の復職支援の取り組みとその有効性」, 『心身医学』49(2), 123-131, (2009)*
  • 栗田 紹子, 武田 洋司, 岩田 愛雄, 櫻井 高太郎, 本間 次郎, 小山 司:「バルプロ酸服用中のてんかん患者におけるBMI変化について」, 『てんかん研究』26, 3-8, (2008)*
  • 朝倉 聡, 小山 司, 筒井末春:「Paroxetine塩酸塩水和物の社会不安障害に対する臨床評価―プラセボを対照とした二重盲検比較試験―」, 『臨床精神医学』37, 833-848, (2008)*
  • 朝倉 聡, 小山 司:「診断と臨床症状評価-MINIとLSAS-Jの実際-」, 『治療学』42, 27-32, (2008)*
  • 朝倉 聡, 尾崎 紀夫, ,笠原 嘉, 上島 国利, 切池 信夫, 久保 千春, 久保木 富房, 越野 好文, 田島 治, 永田 利彦, 丹羽 真一, 樋口 輝彦, 村崎 光邦, 山下 格, 小山 司:「SAD研究会が提唱するわが国におけるSAD治療フロー:コンセンサス・ステイトメント」, 『臨床精神薬理』12, 773-779, (2009)*

2.症例報告

  • 田尾 大樹, 北川 信樹: 「Aripiprazoleの置換により改善した老年期うつ病の1例」, 『精神科治療学』23(12), 1499-1502, (2008)
  • 藤井 泰, 山中啓義, 賀古 勇輝, 北川 信樹, 小山 司: 「認知行動療法が奏効した重症パニック障害の1例」, 『精神科』13(5), 440-444, (2008)*

3.総説

  • 小山 司: 「認知症の特集にあたって」, 『認知症』北海道医報臨時増刊号,2, (2009)
  • 小山 司: 「妊娠期の双極性障害女性患者の再発危険率:気分安定薬中断の前方視研究」, 『Depression Anxiety Explore』20,4, (2009)
  • 小山 司: 「ヨーロッパ10カ国における高齢期の抑うつ症状とうつ病の有病率」, 『Depression Anxiety Explore』20,5, (2009)
  • 小山 司: 「老年期うつ病と死亡率:性差と抗うつ病の影響」, 『Depression Anxiety Explore』20,5, (2009)
  • 久住 一郎, 小山 司: 「統合失調症再発予防効果におけるドパミンの役割」,『臨床精神薬理』11, 1451-1456, (2008)
  • 久住 一郎, 橋本 直樹, 伊藤 侯輝, 小山 司: 「Quetiapineを使いこなす-薬剤選択」,『臨床精神薬理』11, 1749-1753, (2008)
  • 村下 眞理, 久住 一郎: 「第二世代抗精神病薬治療と糖尿病-現在日本のおかれている状況と課題-」, 『医学のあゆみ』227, 525-530, (2008)
  • 久住 一郎, 小山 司: 「第二世代抗精神病薬の作用機序」, 『最新精神医学』13, 541-547, (2008)
  • 井上 猛, 北市 雄士, 小山 司: 「SSRIの作用標的としての扁桃体」, 『Clinical Neuroscience』 26, 422-424, (2008)
  • 安部川 智浩, 伊藤 侯輝, 仲唐 安哉, 小山 司: 「早期介入・初期治療の意義とその生物学的理解」, 『Schizophrenia Frontier』9, 44-50, (2008)
  • 安部川 智浩, 伊藤 侯輝, 仲唐 安哉, 小山 司: 「統合失調症の病態進行、治療抵抗性形成のメカニズムと神経保護について」, 『 脳と精神の医学』19, 1-5, (2008)
  • 中川 伸, 小山 司: 「総論-双極性障害の概念の広がりと治療法の発展」, 『心療内科』12, 169-170, (2008)
  • 中川 伸: 「生涯教育シリーズXVIII認知症 7.認知症とうつ」, 『北海道医報』1078, 12-14, (2008)
  • 鈴木 克治, 小山 司: 「双極性障害の早期診断の重要性と維持療法のアドヒアランス」, 『臨床精神薬理』11(9), 1651-1658, (2008)
  • 鈴木 克治, 小山 司: 「2. SNRI;特集:薬物療法-update-」, 『心療内科』 13(1), 12-16 , (2009)
  • 田中 輝明, 小山 司: 「気分安定薬と双極スペクトラム-双極性障害治療の分岐点-」, 『臨床精神医学』7, 913-918, (2008)
  • 田中 輝明, 井上 猛, 小山 司: 「ドパミンアゴニストの副作用・随伴症状-最近の話題-」, 『臨床精神薬理』8, 1481-1488, (2008)
  • 伊藤 侯輝, 小山 司: 「非定型抗精神病薬」, 『心療内科』12:38-44, (2008)
  • 伊藤 侯輝, 安部川 智浩, 久住 一郎, 小山 司: 「精神刺激薬動物モデルを応用した統合失調症の新しい病態研究」, 『精神科』12, 316-323, (2008)

4.解説・評論・その他

  • 北山 修, 小山 司, 石郷岡 純, 中村 純: 座談会「現代社会における精神科医あるいは精神医学の役割, いま求められているもの」, 『Bulletin of Depression and Anxiety Disorder』,5(3), 4-12, (2008)
  • 小山 司(座長): 「コンセンサス・ステートメントパネルディスカッション 日本のSAD(診断)治療戦略「日本のSAD治療の実態」のアンケート結果について」, 『第3回 SAD研究会記録集』,10-15, (2008)
  • 久住 一郎: 講演紹介「統合失調症の長期安定例におけるperospirone血中濃度の検討」, 『臨床精神薬理』11, 2155-2158, (2008)
  • 村崎 光邦, 石郷岡 純, 久住 一郎, 渡邊衡一郎, 宮本聖也, 武田俊彦: 座談会「新規抗精神病薬blonanserinへの期待」, , 『臨床精神薬理』11, 869-886, (2008)
  • 平安良雄, 武田俊彦, 久住 一郎: 座談会「新しい抗精神病薬のアドヒアランス改善に期待される役割」, 『臨床精神薬理』11, 1935-1944, (2008)
  • 北川 信樹: 「F50 摂食障害」山内俊雄, 森隆夫, 西村良二, 前田潔編, 一般精神科医のための子どもの心の診療テキスト, 『精神神経誌』110(2)付録, 74-76, 厚生労働省雇用均等・児童家庭局, (2008)
  • 田中 輝明: 「早期診断フローチャート」, (小山 司『双極性障害の診断と治療-的確な診断のコツ-No.4』グレイヘルスケア・ジャパン, 東京), (2008)
  • 賀古 勇輝: 「一般精神科医のための子どもの心の診療テキスト 統合失調症」, 『精神神経学雑誌』110(2付録), 63-64, (2008)

5.著書

  • 久住 一郎, 小山 司: 「Q2初発の統合失調症患者に対しては、それぞれの第二世代抗精神病薬の優劣の比較は検討されているのですか?」, pp.4-6, (藤井康男:『統合失調症の薬物療法100のQ&A』星和書店, 東京), (2008)
  • 村下 真理, 久住 一郎, 小山 司: 「Q13 オランザピンやクエチアピンしか効かないような患者でも、耐糖能に少しでも問題があれば使ってはいけないのでしょうか?また、投与中に空腹時血糖値が126以上に1回だけなった場合は、その後の対応はどのようにしたらよいのでしょうか?諸外国の状況もあわせて教えて下さい」, pp.39-42, (藤井康男:『統合失調症の薬物療法100のQ&A』星和書店, 東京), (2008)
  • 村下 真理, 久住 一郎, 小山 司: 「Q78 第二世代抗精神病薬、特にオランザピンやクエチアピンによる耐糖能への影響をチェックするには、一般的にはどのような検査をどの頻度で行えばよいのでしょうか?」, pp.251-253, (藤井康男:『統合失調症の薬物療法100のQ&A』星和書店, 東京), (2008)
  • 久住 一郎: 「統合失調症」, pp.462-465(泉 孝英:『ガイドライン外来診療(2008)』日経メディカル開発, 東京), (2008)
  • 久住 一郎: 「双極性障害 うつ状態」, pp.735-736(山口 徹, 北原光夫, 福井次矢:『今日の治療指針(2009)』 医学書院, 東京), (2009)
  • 井上 猛, 小山 司: 「難治性うつ病」, pp.512-533, (上島 国利, 樋口 輝彦, 野村総一郎, 大野 裕, 神庭 重信, 尾崎 紀夫:『気分障害』医学書院, 東京), (2008)
  • 井上 猛, 小山 司: 「ドパミン・アゴニストと甲状腺剤の双極性障害治療への応用」, pp.170-176, (大森哲郎:『専門医のための精神科臨床リュミエール:双極性障害』中山書店, 東京), (2008)
  • 鈴木 克治, 久住 一郎: 「第14章 ラピッドサイクラー」, pp.441-448, (上島 国利, 樋口 輝彦, 野村総一郎, 大野裕, 神庭 重信, 尾崎 紀夫編:『気分障害』 医学書院, 東京), (2008)
  • 鈴木 克治, 小山 司: 「IV. 生物学的基盤 2. 神経化学, 精神薬理, 神経内分泌」, pp.117-123, (大森哲郎編:『専門医のための精神科臨床リュミエール, 6 双極性障害』 中山書店, 東京), (2008)
  • 田中 輝明, 小山 司: 「4. 抗うつ薬の功罪と躁転」, pp.162-169, (大森哲郎『双極性障害(専門医のための精神科臨床リュミエール 6)』中山書店, 東京), (2008)
  • 朝倉 聡: 「恐怖症性不安障害」, pp.65-68, (山内俊雄, 森 隆夫, 西村良二, 前田 潔 編:『一般精神科医のための子どもの心の診療テキスト』厚生労働省雇用均等・児童家庭局, 東京), (2008)
  • 朝倉 聡: 「恐怖障害」, pp.137-140, (子どもの心の診療関連医学会連絡会ワーキンググループ編:『子どもの心の診療医の専門研修テキスト』厚生労働省雇用均等・児童家庭局, 東京), (2008)